悠悠緩緩187

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2006年 09月 20日

今日はSさんの七回忌

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 あわじ花さじきにて(雨天)

 若い頃神戸で働いていた時の友人と昨年10月の始めに淡路島に行きました。友人と会うのも15年ぶりぐらいです。早めにホテルにチェックインして、窓から見える海を並んで見ながら昔話に花を咲かせて時間のたつのも忘れて気が付けば夕食時・・・レストランに入る前におみやげ売り場に立ち寄りました。そこに神戸時代に同僚だったSさんの酒造会社の日本酒を見つけ「お父さんの後を継いで社長さんやっているかしらね」後から電話してみようか?きっと驚くよ!と二人で笑っていたのですが、そのまますっかり忘れていました。翌日はあいにくの雨でしたが「あわじ花さじき」にバスにゆられて行きました。途中Sさんの会社の日本酒の看板がいたるところにあり、少し気になり始めました。友人に見送られ「新神戸」を出た時に肩にずっしりと重いものを感じました。淡路に行く前日には女学校時代の友人とも会っていたのでさすがに疲れが出て肩が凝ってるのだな?と思って帰宅しました。

 その後帰宅してからもSさんの事が頭から離れないのです。もしかしたら会社のホームページがあるかも知れないと思いつき検索したらあったのです。メールするのを少し迷いましたが、気になるよりすっきりした方がいいと考え思いきってメールをしてみました。するとずいぶん長いメールが届きました。読んでいるうち涙がポロポロこぼれ泣きながら読みました。なんと5年前に心臓発作で急死されていました。今の社長からその日の様子を詳しく知らせてくださったのです。ずっと気になっていたのは「僕はもうこの世にはいないんだよ」と知らせたかったのでしょう。「新神戸」を出る時私の肩に乗ってついてきたのですね。それでホームページを探させたのよ。きっと・・・年末に「横浜そごう」でSさんの会社の日本酒のキャンペーンをやっています。と最後に記してあったので行って来ました。限定品を1本と綺麗な名前のを1本買って来ました。限定品を一人だけの「クリスマス」に開けました。美味しい日本酒でした。「Sさんはこんなに美味しいお酒を造っていたんだ」とまたも泣きながら飲みました。残りの1本がどうしても開けられなかったのですが、命日の今日開けます。そしてSさんを偲びます。

by odamaki719 | 2006-09-20 12:51


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